水戸納豆
水戸の名産品と言えば『水戸納豆』ですが、意外とその歴史は知られていないのではないでしょうか。
水戸納豆のはじまりは非常に古く、今から遡る事900年以上も昔の話になります。
奥州平定に向かう義家の軍勢が水戸市郊外の一盛長者の屋敷に宿泊しました。
この時、家来が馬の飼料に作った煮豆の残りを藁で包んでおいたところ、煮豆は自然に発酵して糸を引くようになっていたのです。
ためしに家来が食べてみると、これが実に美味しいではありませんか! そこで義家に献じたところ、大変喜ばれたそうです。
こうして偶然誕生した納豆は、将軍様に収めた豆という意味から名付けられました。
その後周辺の農家に広まった納豆は、1657年には、水戸藩の食膳にも載せられており、水戸黄門として知られる「徳川光圀」が、有事に備えての備蓄食料としてそばや梅干しと共に、納豆の製造を勧めています。
今や全国的に有名になった納豆ブランド『水戸納豆』の特徴は小粒である事ですが、この小粒の大豆は極早生のため3カ月で完熟します。
つまり、台風の被害を受ける前に収穫できるところから、茨城県ではその栽培が定着し、納豆の生産率を上げたとも言われています。
独特の匂いを持つため、関西人には長年嫌われ物の納豆でしたが、今では改良が進み、ヘルシーブームにも手伝われて、日本中で食べられています。
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