粟おこし
大阪名物と言えばたこ焼! 長年そう思っていましたが、先日橋下徹知事が「粟おこし」をPRしてまわっていたのを見て、”これ大坂の名産品だったんだ!!”と初めて気が付きました。
「おこし」は日本で最も古いお菓子と言われ、弥生時代から食されていた事が明らかになっています。
江戸時代、大坂は水の都として栄え、千石船によって各地の藩の蔵屋敷へ年貢米が運ばれたり、堂島の米市場では世界最初の先物取引が行われるなど、凄まじいほどの経済発展を見せていました。
そんな大坂は、天下の台所と言われるほど、全国物産の集散地となり、良質の米や飴などが入手しやすい環境にあったのです。
これに目を付けた粟おこしの本舗「あみだ池大黒」の初代店主は、長堀川の河畔、「あみだ池」という場所に店舗付きの工場を建て、良質の素材で作る良質のお越し、粟おこしを製造し始めました。
その後明治37年、当時の明治天皇より、日露戦争の戦地で戦う兵隊たちへの支給品として菊の御紋章入りのおこし35万函の大量注文を受けたところから、大阪銘菓「粟おこし」の全国区への道は始まったのです。
この時戦地で配られた粟おこしは兵隊さん達に大好評で、帰国の後に「おこし」を大阪で求める風潮が高まりました。
こうして粟おこしは大坂の名産品として全国に認知されたのです。
”身を起こし 家を起こし 国を起こす”と言われる大坂の粟おこしは、縁起の良いお菓子とされています。今本当に食べたいのは橋下知事本人かも知れませんね。
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