すだち
京都の片隅に視覚障害者たちだけで結成されたバンド「すだち」というグループがあります。
これは、人気デュオ「ゆず」に対抗して名付けたそうです。ゆずに負けじと頑張ってもらいたいですね。
まあ、そんな話はさておいて、すだちは、昔から”鳴門大麻山が見えん所では、すだちは作れん”と言われてきたほどの四国徳島を代表する名産品で、毎年初夏の声を聞く頃白い花を咲かせる「すだち」の花は、徳島の県花にも指定されています。
漢字で「酢橘」と書く「すだち」は、みかん科の常緑低木ないし中高木で、ゆずの近縁種ではありますが、ゆずよりも果実が小さく、ゆずのように皮を使用しないのが特徴です。
又、「すだち」と同様にゆずの枝変わりで生まれたと言われるカボスは1個100〜150g程度あり、1個40g前後のすだちとは大きさが全く違いますので、大抵の人は一目で区別出来るそうです。
そんな徳島産すだちの果実は夏の終わり頃から秋の終わり頃にかけて実り、青いうちに収穫して出荷されますが、熟すとミカンと同じように黄色くなります。
大阪市中央卸売市場における徳島産「すだち」の市場占有率はほぼ100%で、香りが非常に豊かであることから、サンマなどの焼き魚や鍋物にしぼると味も風味も増すと言われ、関西の日本料理店にはなくてはならない存在です。
しかし、北海道や九州などの地域における徳島産すだちの認知度はまだまだ低く、東京では高級食材として知られています。
そこで徳島県では、現在これまでのPRに加え、見栄えの良い「種無しすだち」の開発を行ったり、地元徳島産「すだち」を用いた酢やポン酢、アルコール飲料などの生産と出荷に力を入れたりと、ブランドの確立と市場の拡大に懸命です。
その甲斐あって、最近では人気の和風ファストフード店で徳島産「すだち」を用いたメニューが販売されるなど、日本各地で徳島産「すだち」が食されつつあります。
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