サーターアンダーギー
真夏のような太陽の下、一面に広がるサトウキビ畑。
”ざわわ ザワワ ザワワ…”のメロディーが頭の中を過ります。
サトウキビは沖縄一の収穫量を占める農産物で、そのサトウキビから作られる黒砂糖は、沖縄一の名産品です。
今日はその黒砂糖を使った沖縄の伝統的なお菓子、「サーターアンダーギー 」を紹介しましょう。
サーターアンダーギーとは、早い話砂糖の天ぷら。
沖縄の方言では、油の事を”アンド”、揚げる事を”ダーギー”と言います。
つまり、アンダーギーとは“油揚げ”の事。
サーターは”砂糖”という意味なので、繋げて「サーターアンダーギー」とは砂糖の油揚げ”という事になります。
案外意味のない名前ですよね。でも、これが美味しいんです。
その名の通り砂糖を多めに使用したピンポン玉位の球状の揚げドーナツで、一番の特徴は生地にたっぷりの卵を混ぜ、水を一切使わない事。
もともとは今話題の国、中国からやって来たお菓子が変形したものではないかと言われており、北京名物の「カイコウシアオ」と、材料も作り方もほぼ同じで、揚げ上がりに表面が割れる点などもそっくりですが、沖縄の「サーターアンダーギー」の方が大きく、表面にゴマをまぶさないため、見た目は明らかに違います。
沖縄の名産品である「黒砂糖」がふんだんに使われ、また気泡が小さくて密度が高いため、表面はサクサク、中はシットリもしくはモッソリとした食感で、中々食べ応えのある菓子です。
時間をかけて中までじっくり揚げることから日持ちがし、数日程度は常温下でも置いておけるので、沖縄ではこれを一度に大量に揚げます。
又、この「サーターアンダーギー」は、各家庭で作られるほか、街角や市場の天ぷら店やスーパーなどでも売られており、1個から気軽に買えるのが嬉しいおやつです。
店頭では大抵、白砂糖で作ったものと「黒砂糖」で作ったものとがあり、精白砂糖を使用したものを”シロ”、「黒砂糖」を使用したものを”クロ”と呼んでいます。
同じく「黒砂糖」を使った地元のお菓子、「ちんすこう」 や「ちんびん 」と並ぶ、人気の沖縄土産の一つで、私はその形が好きです。
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